

Mr.Friendly(営業担当):
博士、うちの商品名に「桜そぼろ」と「桜でんぶ」があるんですが、どちらも同じピンクのふわふわですよね?
先日お客様から「そぼろって肉じゃないの?」って聞かれて、ちょっと説明に迷いまして…。
佃煮博士:
ふむ、それは“呼び名の地域差”じゃな。
桜でんぶは魚をほぐして甘く煮詰めた保存食。だが、北海道など一部地域では「桜そぼろ」と呼ぶこともあるのじゃ。
Mr.Friendly:
なるほど…「そぼろ」って挽き肉のイメージが強かったんですが、魚でも使うんですね。
佃煮博士:
その通り。
そぼろという言葉自体が「細かくほぐしたもの」を指すから、魚でも肉でも使える。つまり、桜でんぶ=桜そぼろという地域もあるわけじゃ。
Mr.Friendly:
呼び方が違うだけで、同じものを指してることもあるんですね。
佃煮博士:
うむ、食文化とは“言葉の味付け”でもある。
呼び方が違えば、記憶も違う。だが、旨味は共通――それが佃煮哲学じゃよ。
事務員のぼそっと:
桜でんぶって、子どもの頃はケーキの飾りかと思ってました…
