

Mr.Friendly(営業担当):
佃煮博士、うちの桜でんぶと黄でんぶ、どっちもふわふわで見た目もきれいなんですけど…
色以外に、何が違うんでしょう?
佃煮博士:
ふむ、見た目は似ておるが、ふわふわの“意味”が違うんじゃよ。
桜でんぶは春の華やぎをまとったでんぶじゃ。桜色に染め、甘みもやさしく仕上げてある。
一方、黄でんぶはあえて色をつけておらん。素材の色を生かした、素朴で誠実な語り部じゃよ。しかも、旨味たっぷりの特醸醤油を使っておるから、噛むほどに味わい深い。本物の鱈そぼろを好む方々に、長年愛されてきた逸品なんじゃ。
Mr.Friendly:
なるほど、どちらもふわっとしてるけど、伝え方が違うんですね。黄でんぶは、見た目は控えめでも、味にしっかりとした信頼があるんですね。
佃煮博士:
その通りじゃ。桜でんぶは“華やかさ”を、黄でんぶは“誠実さ”を。
それぞれが違う魅力を持っておる。
食卓に並べば、どちらもふわっと心を和ませてくれるんじゃ。
Mr.Friendly:
気分や場面で選べるって、いいですね。
佃煮博士:
ふふふ、迷ったら両方のせてしまえばええ。
春の華やぎと素朴な旨味、ふたつのふわふわが並べば、心も豊かになるんじゃよ。
事務員のぼそっと:
…でんぶに人格あるの、うちだけじゃないですかね…。
